12月10日って昭和の有名な未解決事件「三億円事件」の時効が成立した日です。
時効が成立したのは1975年(昭和50年)のことなので、もう46年も前の事ですが、小学生の時にこの時効成立のニュースを聞いて以来、12月10日というのがずっと頭に残っています。
きっと子供のころから、三億円事件を題材にしたドラマを見たり、テレビ番組で何度も取り上げられてるからずっと印象に残ってるんだろうと思います。
本当に謎だらけの事件です。
いろいろ説があったり新たな情報が出たりとても興味深いです。
事件なのに興味深いというのはよくないけど、興味深く思ったきっかけは、3年前に「小説家になろう」に投稿された府中三億円事件を計画・実行したのは私です。を読んだことです。
小説家になろうで話題になって書籍化されました。
>>>府中三億円事件を計画・実行したのは私です。
当時、この本を読んですごくリアリティがあって「本当にこの白田っていう人が犯人?」と思っていろいろ調べてる時に中原みすずさんの小説初恋に出会って、そしてこの本をすぐに購入しました。
三億円事件の犯人が女子高生のみすず、著者もみすず(中原みすず)。
著者の中原みすずさんって書いた本はこれだけでプロフィールも経歴もない。
三億円事件の話なのにタイトルが「なぜ初恋?」と思いながら読んでいくと胸キュンのせつない恋愛小説。
事件というより1960年~1970年代の恋愛小説や青春小説を読んでるようで話にひきこまれてすぐに読み終えました。
白田さんの府中三億円事件を計画・実行したのは私です。も、そこは共通してて恋愛小説や青春小説っていう感じ。
中原みすずさんの初恋は本の表紙の帯の写真にあるように、15年前に宮崎あおい主演で映画化されています。
極秘で著者の中原みすずと話をした宮崎あおいは「この物語は実話だと思っている」と言ってたらしい。
そして作中に出てくる小説家を目指している人物が実在の人物だということや本文中からも、この話は本当なんじゃないかと思うこともありました。(白田さんの方もだけど)
中原みすずさんは、白バイに乗った犯人じゃないかもしれないけどきっと真実を知ってる人なんじゃないかなと思った。